twitterばかりでブログ放置状態が続いていますが(汗; 久しぶりにネタを見つけたので書いてみます。
このブログでも散々Z1にはEコードはなくE30の派生モデルでもないって言って来たのですが、とある情報筋によりますと、なんとE30Zというコード自体は存在していたとのこと。
具体的にはZTプロジェクトにおいて製作されたZ1のプレシリーズ分80台に対してこのコードが振られており、市販モデルのZ1とはEコードを区別しているらしいです。
実はZ1には一般市販のAL00000〜AL07999の車体番号のほかに2074074〜2074590までの車体番号が割り当てられており、これを足すと製造数が8000台を超えてしまうという謎があったのですが、このうち少なくとも59台は保証なし車両という形で販売されているそうです。
発表時のプレス用モデルもこの20745xx系でAピラーに市販モデルにはないガラス・ストッパーがついているので容易に判別が可能です。
ちなみにこの2074xxxという車体番号なんですが、2074073がE30 325ix クーペ、2074591がE30 325ixセダンとE30ix用の番号にはさまれてたりします。
どうも20745xxは車体番号のなかった量産試験車両に本来E30用に割り当てられていた番号をつけて販売したような感じもしないでもないですねぇ。
ただし実際にZ1に使用されているのは2074501〜2074590のようで2074074〜2074500までの車体番号を持つZ1は存在していないようです。
ただしそうすると総生産台数は8090台となってしまい、プレリリース12台を含め8012台と言われている数字とは合わなくなってしまいますが・・・
問題はこの量産試験用車両と思われる保証なし車両の販売時期でして、どうやらAL0XXXX系の一般市販後にあとから保証なしでの販売を行ったようで、E30Zというコードもこの時点で振られたために一般市販モデルのZ1のEコードをE30Zと誤認する結果となったというのが正解ぽいです。
というわけでプロトタイプの20745XX系のZ1の販売用EコードはE30Zで、一般市販モデルのAL0XXXX系のZ1はEコードなしってのが正しいようなんですが、見た目的には前期後期の差ほどもない同じZ1ですからねぇ(笑) そりゃ混乱するよなぁ・・・
あ、そういえば最近発見したんですが、E30とZ1ではフロントのトレッドがZ1の方が若干広いです。
ロアアームの取り付け位置自体がE30よりも外側なのでストラット・トップで計ってもZ1の方がワイドトレッドになり、タワーバーとかスタビライザーなんかをE30からの流用でなんとかしようと思っても長さが足りず絶対に無理ですので諦めましょう・・・・(人柱談)
ちなみに同じくZ3のコードはE40じゃなくてE36/7だろって言っていた件について、E40の正体もどうやら判明しました。
このE40というコードは3シリーズの開発プロジェクト用に割り当てられており、E36の次の3シリーズ、つまりE46開発前のプロジェクト用に使用されていたコードだそうです。
なのでやっぱりZ3=E40ってのはおかしいと思われます。
あと面白いところではMモデルに対してのEコードが
E36/2Sのように最後にSをつける規則があるみたいなんですが、 E46/5-S はZ2用のプロジェクトコードだったりするし、E9XのM3にはこのSは付かないみたいなのでE46以降はこの規則はなくなっているような感じではあります。