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BMW Z1の型式はなぜZ/Bなのか

BMW Z1のメーカー型式は正式にはZ/Bです。(キッパリ)
よくBMW Z1のEコード(開発コードの事で最近Eを使い切ったのでFも追加された)はE30だという話がでるのですがこれはどうも便宜的な割り当と言ってよさそうです。
そもそもフロアパネルの開発からして全く違う車両に同じEコードを振るのは無理がありすぎなわけで、Z1とE30の部品的な共通点はフロントのストラットまわりくらいなんです。
エンジンやミッションがE30-325iと一緒だからという話も出ますが、実はZ1のエンジンは専用品番なのとM20エンジン自体はE34にも搭載されていますし、ミッションや内装小物、スイッチ類なんかも同様に他のモデルとの間でクロスして使われていますのでそれらの共通性を根拠にしてZ1をE30に分類するというのは私にはよくわかりません。
一方で資料的にZ1のEコードをE30だとする根拠はTISやETKといった整備・部品マニュアルでの区分がE30に入っているからというものなんですが、ドイツでのコ マーシャルペーパー上の型式はZ/Bですし、BMWから発行されたサービス用の文書類での表記ももちろんすべてZ/Bになっています。
ただし、あえて言うならヒーターの室内ユニットはE30用と共通ですし、配線関係のピン配置や色コードといった部分ではZ1はE30と共通な部分が多くETMではZ1はE30の一部として収録されていますのでこの部分でZ1をE30のくくりだとするならそれは正しい見方なのかもしれません。

ついでにいうと日本ではZ3のEコードをなぜかE40という風潮がありますが、これはある意味都市伝説ですね。Z3のEコードはE36/7が正しく、公式にはE36シリーズです。
E39の次に発売されたからという訳の分からない理由からはじまったらしいこのE40というコードなんですが、あまりにも使う人が多かったせいかショップ等でも仕方なくE40で通していたようでそれが災いしてか社外パーツ業者やらもこぞってE40という表記を使い出し、挙句の果ては海外でも使用されるようになってしまいました。もちろんドイツを除いてですが。
また一説によるとアメリカでZ3の開発をしていた時にE40というコードが使われていたらしいという話もありますがBMWの資料の中にこのE40というコードは一切見つからない事から真相は不明です。

E39の次だからE40っていうならZ1はE36の前だからE35になっちゃいそうなもんですが(笑)そうはならないんですね。
まぁZ3もフロアパネルや内装はE36とはほとんど共通部品がありませんのでそういう意味でZ3はE36じゃないぜっていうのはある意味Z1はE30じゃないって言っているのと似た部分があるかもしれませんね(笑)
実際問題として当時はBMWがEコードを節約していたらしい節があり、Fコードの使用を決めた時点からセダン、クーペといったモデルの相違にまで違うEコードを振りはじめていますのでそういう意味ではもはや違うモデルを同じEコードでくくる事自体が意味を持たなくなりはじているような気もしますが・・・。

なぜZ1にはEコードがないのかという話にもどりますが、Z1は通常の市販車と違いZTプロジェクトで開発さたショーモデル的な車両なので市販車用の開発コードであるEコードは振られていなかったというのがどうも真相のようです。

ではどうしてZ/Bなのか? Z/BがあるならZ/Aは何? って疑問が沸いてくるわけですが、これについてはLewandowskiのZ1本の中にその答えとなりそうな資料がありました。
1986年あたりから開発の始まったZ1なんですが、当初Z1には二つの案があり、一つはミッドエンジン・リヤドライブのZ1/1、もう一つがフロントエンジン・リヤドライブのZ1/2というものだったようで、本の中にそのディメンション図の写真が掲載されいます。

つまりミッドエンジンのA案とフロントエンジンのB案があって結果的にA案は没になりB案で開発が進んだのでZ/Bになったと想像できるわけです。
個人的にはこれで長年の謎がスッキリ解決ですが(笑)
更に図面をよく見てみると当初案ではフロントはE36の流用を考えていたようですね。
E36の登場は1992年くらいですので当時もう開発が進んでいたのでしょう。実際Z1のリヤのZアクスルはE36用の原型とされていますし。

Z1 Proto type

あ、Z1の開発の開始時にもうE36の開発が始まってたんならZ1はE37になるんでしょうか?(←しつこい)

どうせならフロントもE36の原型にしておいてくれればよかったのになぁ(笑)
これについては実はE36のフロントも発売当初の92年モデルだけ特殊でそれ以降は品番が変更になってるのでまだ開発途上だったみたいなのと、E36でのストラットの設計変更は主に整備性の向上で技術的には特に目新しい部分がなくZTプロジェクトでのZ1の開発目的であるところの(当時の)先進テクノロジーの検証という意味での価値は低く既存のE30用の流用で十分だったのかもしれません。
せめてE30M3と同じ5穴のハブにしておいてくれればホイールの選択肢で悩まなくて済んだんですがねぇ、、、ま、今はMINI用がPCD100の4穴なんでオフセットさえスペーサーで補えば流用可能ではありますが・・・、


さらに図面で着目したいのはエンジンがM22となってます。
M20系のエンジンはE36の登場と共に廃止されてM50系へと移行しましたのでこれも没案になったんでしょう。
M22エンジンっていったいどんなエンジンだったんでしょうねぇ?
M40系エンジンの変遷を参考にして考えると、ヘッドはDOHC化、吸気系はエアマス、点火系はダイレクトイグニッションへと進化してきてますので同じような感じかな。
まぁM50エンジンはそのすべてを持ってますのでM20系が消えたのはある意味納得ですが。



頭の中が日々妄想でいっぱいな私。
さて、この長~い前振りはいったい何を意味するのか?(笑)


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2009/07/10 加筆修正しました。























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